日本水準原点と日本経緯度原点に行ってきた
どうもぎんなんまんです。
今回は測量の日関連行事の一つとして行われた日本水準原点の公開と、その足で行った日本経緯度原点の話題です。
まず測量の日についてですが、下画像の通りです。関連行事は公益社団法人日本測量協会のホームページに掲載されています。
1.日本水準原点
有楽町から歩いて30分ほど、中央官庁を横目に国会議事堂の正面で右へ曲がったところにある憲政記念館の中庭に日本水準原点はあります。余談ですが国会議事堂の前は修学旅行の学生と警備の警察官や衛視だらけ、日本水準原点周辺はジジババと国土地理院職員だらけで大変居心地が悪かったです。なお職質童貞は守り抜きました。守りたいものを、守れる人に。
人垣がなければあまり目につかない雰囲気の小規模の建物(明治期の建築物らしい。菊の御紋と大日本帝国の文字が刻まれている。)でしたが、前の蓋が開けてあり、その中に日本水準原点がありました。正直に言ってクッソ地味でそれだけ見ても情報量はゼロです。基準なんてそんなもんという感じではありますが。
上の画像の白い部分が水晶でよく見ると真ん中に入っている赤い横線が日本水準原点らしいです。この石は地下10mの砂岩層に基礎があり、明治期に作られて以来、補修はされているものの本体部の取り換えのような工事はされていないとのことでした。
東京湾の平均海面を験潮所で測り、測量をリレーのようにしてここまで来てずれがないか毎年確認しているとのことで、立地理由は武蔵野台地の端である程度安定した地盤であり、陸軍参謀本部の敷地で陸地測量部があったからだそうです。伝聞調の理由は国土地理院職員さんの説明受け売りだから、であります。
実は日本水準原点周辺には複数の水準点があります。一つは電子基準点東京千代田で、日本水準原点と同じ地盤に基礎があり、毎秒測量しています。ほかには、一等水準点甲、乙、丙、丁、戊が日本水準原点を囲むように存在していますが、これらは日本水準原点が不測の事態に遭遇した時のためのサブです。
2.日本経緯度原点
さて、標高の基準を見たら緯度経度の基準を見たくなるのが人間の性です。欲にまみれた私は港区の麻布台にある日本経緯度原点へ向かいました。ロシア大使館の近く、アフガニスタン大使館の指呼の間にで迷ったため、職質童貞を奪われかけましたが何とか貞操を守り抜き、無事到達しました。アフガニスタン大使館に向かって右、アメリカンクラブの左にある草が生えてる空き地に日本経緯度原点はあります。
日本水準原点とは比べ物にならないほど雑で手入れされてない空き地でした。土管転がしておけばドラえもんとかのび太君が生えてきそうな感じです。
逆張りクンなので裏から回り込んで撮ったのしかないのですがこんな感じ。台座は立派ですが周りが本当にひどくて笑えます。
3.おわりに
スタァライト、それは、星の光に導かれる女神達の物語。ぶつかり、いさかい、すれ違いながらも結ばれていく絆。